「残念」

大阪G20も終わり。と書いても私自身まったく関係ない世界に生きており、交通規制などで大変な不便を負った大阪の皆さんがホッとして見えるなと感じる程度である。

次は参議院選挙。これは大変重要かつ大きな問題で、我々国民のレベルが反映する。投票率はもちろんだが、日本のことを託せる立候補者に投票しなければならない。

最近、闇営業で、反社会勢力の5年前の忘年会に出た芸人が吉本興業から謹慎処分を受けたという問題が世間を騒がしている。社会正義を侵してはいけないというもっともな意見で「正義」が語られている。間違いではない。
5年前の写真は反社会勢力からのリークによるものだとすれば反社会勢力と付き合っている週刊誌は社会正義に反しないのか。芸人の嘘を暴いたのも反社会勢力。それを報じるマスコミは「正義」なのだろうか。本当の「正義」はどこへ行ったのか。あるいは「正義」なるものは存在するのか。

そして参議院選挙。耳触りのいいキャッチフレーズにごまかされてはいけない。あっ。まず投票に行かなければ自分の中にある「正義」は貫けれない。

「世の中には出来そうにないことでも、
やらなければならないことがあるし、
できることでもやってはいけないことがある。
この判断基準こそが、その人の価値を決める。」
2014年に亡くなられた小野田寛朗さんの言葉だ。

小野田寛朗さんも知らない若者が多い。残念なことだ。

高山曜三