「途中で意味は考えない」

9月21日22日とビリーブリセット講座(名古屋おとな塾別バージョン)のメンバーでひもろぎ苑研修を実施した。

ひもろぎ苑も設立して24年。今回はアシスタントとして藤井君、足立君、アシスタント見習いとして女子大生のモカちゃんが手伝ってくれた。藤井君、足立君は創立メンバーなので24年前からひもろぎ苑の変化を見ている。そして、多くの研修に立ち会ってきた。みんな若い頃は、彼女とも付き合いたいのでいろいろな理由をつけて休んだ。あるいは、彼女と一緒に来て作業もせず話をしている者もいた。「ひもろぎ苑」に来ても彼女がする事がないと、来なくなる者もいた。

20才の前半で遊びたい盛りだったから仕方ない。彼らも今は45才となった。家族を連れて作業に来て、成長した子供らと動いている。今は3名くらいしか「ひもろぎ苑」には入って作業ができていないのだが、休日ともなるとそこに家族を加え多人数になる。24年前「ひもろぎ苑」は、こうした光景を夢見て建設し始めた。

24年間、思い悩む時はいつも吉田松陰にかえる。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」の言葉は実に厳しいが、私にとっては心励まされる。「実行」と言う言葉が肝で、次には「継続」。

研修に参加する人、ひもろぎ苑で作業する人に所ジョージさんの言葉がぴったりだ。「途中で意味を考えない。山に登る意味を考えていいのは、登り切った人か、途中であきらめて降りた人だけ。」
知らず知らず身に付くことの多いことよ。

高山曜三