明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
評価はいろいろあるが、私は高浜虚子の「去年今年貫く棒の如きもの」という句が好きだ。

高校の教科書にも載せられていた作品で、高校生に虚子の何を伝えればよいか教員の時は大いに悩んだ。高浜虚子の作品を酷評する山本健吉ですら、「一見無造作な表現ながら、過ぎ行く月日を的確に掴んで、大胆にずばりと言って退けたところがよい」(句歌歳時記)と褒めている。この作品は虚子が78歳を迎えようとしてる年末の作だと言う

61歳になるまたまだ青い私などが言えるはずもないが「貫く棒のごときもの」とうそぶいてみたいものだ。
今年もいろいろもがいてみようと思っています。皆さんよろしくお願いいたします。

高山曜三