二人の師

昨夜、塾でいじめがあるという報告を息子の嫁からうけた。両者を読んで面談をしたが、真相はわからない。受験前だから、言って聞かせるだけにとどめたが、なかなかむつかしい問題だ。

「教育とは流れる水の上に文字を書くような儚(はかな)いものだ。だが、それを岸壁に刻み込むような真剣さで取り組まなくてはいけない。」とは故森信三先生の言葉だ。

中々厳しい言葉だ。いつも「岸壁に刻み込む真剣さ」が自分に問えば、まだまだとしか言いようがない。

退職して6年経ち、いろいろな人の言葉に耳を傾けることが大切だと言う事がひしひし心にしみる。

「本気になると世界が変わってくる。
自分が変わってくる。
変わって来なかったら、まだ本気になってない証拠だ
本気の恋、本気の仕事
ああ、人間一度はこいつをつかまないことには。」

故坂村真民先生の言葉は何歳になっても自分の戒めの言葉だ。

 

高山曜三