数年前、中3の生徒がが与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」が日露戦争の反戦の歌として中学校で教えられた。と言う。そして、日露戦争より与謝野晶子の歌の意味を先生は授業で教えたと言っていた。前々から私は「君死にたまふことなかれ」が日露戦争のページでつかわれているのを知っており、明らかに反戦思想を教えていることも知っている。しかし、与謝野晶子は「これは歌であり、人間の心情を歌にするのは当然ではないか。日本に生まれた私は、日本を愛することにかけては誰にも劣るものではない。非戦論を唱える平民新聞の議論と一緒にされるのは心外だ」と言っている(「教科書から見た日露戦争」勝岡寛次監修)
テストの結果が悪くても、心の持ちようで進む道も変わってくる。自分の得意なこと、好きなことを探したらそれでよい。日本に誇りを持てることを教えることが大切だ。それが自分の誇りにもなる。「反戦」という考えはそれ自体悪くはない。筆者の考えも調べず、何が何でもその考えに持っていくこと、日本は間違ったことをしたのだと言う歴史観を教えることはやめて欲しいものだ。