「無駄遣い」

「無駄遣い」
昭和54年大学2年生で自動車免許を取り、1カ月1万円を支払うとの約束で下宿の向いの中古車店から3万円で45年式のミニカを車買った。
そのミニカに乗って2カ月目、伊勢神宮から磯部に抜ける峠道で谷に落ちた。以来63歳の現在までに44台ほどの車に乗り継ぎたくさんの無駄遣いをしてきた。私自身無駄遣いだとは思っていないのでたちが悪いらしい。
豊田章男氏のこんな言葉がある。「人間は誰しも少し見栄を張ったり、かっこよく見せたいという心理があります。そういう意味でクルマというのはたんなる工業製品ではなく、乗る人にステータスシンボル的な満足を提供してきた商品といえます。だからこそ、「ワクワクしなければクルマじゃない」「楽しくなければクルマじゃない」というエモーショナルな満足感が求められるのです。」
最近は「最先端」「ブランド」ではなく、自分の生まれた1959年に「エモーショナルな満足感」を感じるようになった。