吉田松陰は安政の大獄といわれる中で、29歳の生涯を閉じた。
「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」という言葉を残している。
さらに、「大事なことを任された者は、才能を頼みとするようでは駄目である。知識を頼みとするようでも駄目である。必ず志を立てて、やる気を出し努力することによって上手くいくのである。」とも言っている。
還暦を2年過ぎ、昨日若いころと同じように枕木を持とうとたが諦めた。スコップで穴を掘ろうとして2,3回で息が切れた。体が思うように動かない。若い時には動いたいただけに、悔しさと悲しさがこみあげてくる。体は動かないが、頭は鮮明に松陰の言葉を思い出している。
ひもろぎ苑も26年目を迎えている。
今年も、相変わらずの繰り返しをしよう。
高山曜三